また、最近ではテクノやハウスなどのダンスミュージックや、初音ミクに代表されるようなボーカロイドをメインにおいたコンピュータのみで完結する音楽がかなり市民権を得ています。ひと昔前の大手レコード会社からリリースされるメジャーアーティスト一辺倒だった時代からはだいぶ様変わりしました。
また、自分が作った音楽を発表する場もインターネットを使えは日本どころか海外にもアプローチすることが可能です。3年ほど前ですが、ぼくがあるサイトに自分のトラックを発表していた所、それを気に入ってくれたメキシコ在住のアニメーターの方よりメールを頂き、そのトラックにアニメーションをつけて発表したい、と申し出があったこともありました。これがその時のサンプルです。
サイトで知り合っただけで、合ったこともないメキシコ人とプロジェクトをすることができるのです。
今や録音、ミックスダウン、マスタリングから発表(販売)までコンピュータがすべて個人で出来てしまいます。
音楽を作る側にとってこれほど面白い時代はないでしょう?
「DTMに興味はあるけど、音楽理論を知らないから作曲なんて無理!」
なんて感じている方もいるかも知れません。この点に関してもテクノやハウスなどのダンスミュージックでは全くネックになりません。ピアノやギターの弾語りなどメロディとコード進行で聴かせる部類の音楽を作るうえでは、音楽理論はあなたの助けになるでしょう。
しかし、 テクノやハウスなどのダンスミュージックではネックにならないどころか逆に理論が邪魔になることも少なくありません。DTMに興味が少しでもありましたら初めてみることをおすすめします。
「DTMにコンピュータが必要なのは分かった。じゃあ、他に何が必要なの?」
では、次回は自宅で音楽を作るのに最低限必要なものをご紹介します。
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